限度額ギリギリまで借りる場合は借入件数に注意して!

消費者金融などのキャッシング会社が、契約者に貸し出しをする際の限度額を決定する上で、重要視していることは何かをご存知でしょうか。

それは、契約者の、他からの借入状況です。現在いくら借りているのか、きちんと返済はできているのか、また、今までに滞納といった返済の遅れがないかも合わせてチェックし、その人の信用度に応じた限度額を決めているのです。

このページでは、消費者金融からのキャッシングや、銀行カードローンなどを利用する際の限度額について解説をします。

キャッシング・ローンの利用限度額

消費者金融のキャッシングや銀行ローンなどで利用できる限度額は、その金融会社ごとの審査によって決められています。

申込内容をもとに、これまでに借りた金額や返済状況、借入残高、融資の件数などを、そういった情報を管理している個人信用情報機関に問い合わせ、そこで得た情報を元にして、まずは融資が可能であるか、そして、融資する場合の限度額はいくらにするかといったことを決めているのです。

金融会社での審査のポイントは、年齢、職業、勤続年数、収入、そして、過去から現在の借り入れ状況の有無です。さらに、キャッシング会社が限度額を決める際に注目しているのは、借り入れの件数です。いろんな会社から借りている件数が、多ければ多いほど、金融会社からの信用度は低くなり、融資される限度額も少なくなっていきます。

例えば、
1件の借り入れで 限度額が100万円の人
3件の借り入れで 限度額の合計が100万円の人
の場合では、同じ100万円の限度額でも、信用度は大きく違っています。

1社からの借り入れで100万円の利用限度額が設定されている人は、返済能力がそれなりにある人と評価されています。しかし、3社から借りている人は、1社当たりの利用限度額が低く設定されているということであり、信用の評価が低い人と判断されているのです。

総量規制に注意

銀行ローンではない、貸金業者からのキャッシングは、法律により、年収の3分の1までしか借りることができないので、どれだけ評価の高い人であっても、その額が、限度額の最大となります。

コマーシャルなどでも知られている、アコム、プロミス、モビットなどに代表される消費者金融会社では、貸金業法で定められた総量規制により、年収の3分の1までしか貸すことができないしくみとなっています。そのことから、自分の収入と現在の借入額から、あとどれくらいまでなら借りられるのかを、おおよそで知ることもできます。

さて、ここで、借入額と返済額について、簡単に計算してみましょう。

例えば、金利が5%~15%で設定されていたとして、10万円を借りる場合があったとします。そういったケースでは、たいてい、その上限の金利(今回の例では15%)が適用されます。なぜなら金利は、借入額が大きいと低い値が適用され、反対に借入額が少ない場合には、高い金利が適用されるようになっているからです。

まずは利息ですが、
残高×利用日数×金利÷365=利息
という計算で求めることができます。

10万円を1か月借りた時の利息は、上記の式に当てはめると、
100,000円×30日×15%÷365≒1,232円
となり、元金と利息を合わせた101,232円を、1か月後に返済することになります。

消費者金融での利用限度額は、その会社が、借りようとする人の信用度によって決めることですので、誰もが同じように、収入の3分の1の額まで借りられるわけではありません。

銀行ローンには、総量規制の適用はありませんが、限度額を期待して、一度に大きな額を借りて返済していくよりも、まずは、少々金利は高くなっても、借り入れから完済までを、こまめに繰り返していくことの方が、安全なキャッシングの利用方法と言えるかもしれませんね。

キャッシングの限度額を引き上げたいときにポイント

キャッシングサービスを利用していると、時には、「もう少しお金を借りたい!」と思うこともあるでしょう。ですが、キャッシングには、個人ごとに利用限度額が決められていて、自由に好きなだけ借りるということは無理なんです。

でも、利用限度額を引き上げ、今よりもたくさんお金を借りる為の方法はいくつかあります。

このページでは、キャッシングの限度額を引き上げるための方法や条件について、く説明していきます。

限度額引き上げの為の3つの審査基準

まず初めに、限度額を引き上げてもらう為には、金融会社の審査に通らないといけないということを知っておきましょう。しかも、その審査は、新規契約の時の審査と比べると、決して優しいものではないということです。

限度額を引き上げる為の増額審査には、大きな基準が3つあります。

①新規契約してから6ヶ月間は限度額は上がらない

通常、新規に契約してから6ヶ月間は、限度額が引き上げられることはありません。最近では、1年間、限度額を引き上げないという会社さえあるそうです。

その理由は、金融会社が信用があると判断した人にしか、限度額の引き上げを行わないからです。いっぽう、長期間、問題なく利用を続けていれば、「キャッシングの増額が可能です」といった案内が、金融会社のほうから届くこともあります。

契約期間が長くなれば、信用が得られるということですから、限度額を上げる為には、ある程度の期間は利用を続ける必要があるでしょう。

②他社のキャッシングの利用がないこと

現在、他の会社から借りているお金があるという場合には、新規契約の時ももちろんですが、増額審査の際にも不利な条件となってしまいます。

別の借り入れがあるということは、貸す側としては、自分の会社にきちんと返済されるかどうかを疑ってしまいますので、やはりどうしても、不利な条件となってしまうと言わざるを得ません。

ですが、仮にそのことを知っていて、審査を申し込む時に「よそでは借りていない」とウソをつくのは、もっとよくありません。消費者金融会社や銀行の間では、信用情報といって、その人の借金に関する情報が共有されており、他社からの借金の状況も把握されているからです。

できることならば、借り入れは、1社に絞って行ったほうがいいと思います。

③返済が遅延していないこと

期日までに返済ができないということは、融資した会社との約束を守れていないということになります。そのような約束を守れない相手に対して、金融会社が、今以上のお金を貸してあげようとは、なかなか思わないでしょう。

繰り返しになりますが、増額審査にパスする為には、キャッシング会社に対して、信用が得られているかどうかがポイントですので、残念ながら、返済の遅延という実績があれば、限度額の引き上げは、しばらく諦めたほうがいいでしょう。

キャッシング会社の信用を得る

キャッシング会社に対しては、新規契約時の審査であれ、限度額の増額審査であれ、自分がきちんと返済できる人であるという印象を持ってもらうことが大切です。

審査基準を満たしていても、与える印象によって、あまりにも信用できないと思われてしまっては、限度額の引き上げ交渉はうまくいかないでしょう。

やりとりの時の対応が大事

限度額は、「引き上げてください」とお願いして、簡単に引き上がるものではありません。窓口や電話で、金融会社の担当者と交渉を行った上で初めて、引き上げてもいいかどうかの判断がされるのです。

たとえば、先方からの電話連絡になかなか対応しなかったり、こちらが客だからといって、あまりにも横柄な態度でいたりすると、金融会社から、信用がない人と判断されかねません。

計画的に限度額引き上げをする

ただ単に、遊ぶ為のお金が欲しいからといった理由で限度額の引き上げの交渉をするのは、印象がいいこととは思えません。金融会社は、やはり、返済してくれるかどうかを第一に考えるからです。

きちんと返済をする為に、「節約をしている」「まじめに仕事をしている」など、しっかりとした返済計画が立てられ、守られている状態での限度額の引き上げ交渉であれば、いい印象を与えられるでしょう。

「どうしても必要だから借りるお金」を「どのようにして返すか」ということは、忘れてはいけない考えだといえます。

限度額の引き上げよりも他社から借入たほうが良い場合も

他社へ新規契約したほうが早くてお得

キャッシングの限度額を引き上げることには、いくつかのデメリットもあります。

まず、限度額の増額審査には、2~3日の時間がかかりますので、緊急の場合には、間に合わないこともあります。さらに、増える額も10万円ずつと、一気に増えるわけではないということです。

時間と金額を重視している場合には、限度額の引き上げを依頼するよりも、いっそのこと、他社でキャッシングをしたほうが早いかもしれません。

ただし、複数の会社から借りていると、今後のキャッシングや限度額の引き上げの際に不利になったり、より多くの利息がかかってしまうなどのデメリットがあることは、頭にいれておく必要があるでしょう。

やはり、堅実なキャッシングをする為には、いろいろな会社を利用せずに、1社だけから借りることをおすすめします。

まとめ

キャッシングの限度額を引き上げてもらうためには、いずれにしても、新規契約をしてから6ヶ月以上は待つ必要があります。
6ヶ月が経過すれば、引き上げ交渉のできる可能性もありますが、その段階で、他社からの借り入れや、返済の延滞などがあっては、それも難しくなります。

どうしてもすぐにお金が必要ということであれば、他社を利用するのもいいですが、余分に利息がかかることを考えると、やはりあまりおすすめはできません。

新規契約後、キャッシング会社のほうから増額を勧められるようになるまで、当然のことながら、まずは確実に借金を返済し、自分の信用度を上げていくようにしましょう。